【センター対策生物基礎】演習問題2 解答解説
【演習問題2】
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Ⅰ 光学顕微鏡の基本的な使い方についての問題です。不明なところはテキストを復習しよう!学校で観察実験したことがある人はすんなり頭に入ってくるだろうか。
問1
知識問題です。対物レンズを先につけてしまうと、上からゴミなどが入ってしまい、観察の邪魔になってしまいます。ふたをするイメージで接眼レンズを先に取り付けます。
問2
意外に忘れてしまうところ。ピント合わせはまず「横から見て、対物レンズとプレパラートを近づけます」。
問3
光学顕微鏡をのぞいて観察している試料は、上下左右が逆になります。左下に見えた試料を中央へ持っていきたい場合、感覚的には「右上」に動かしたいですよね。
左下の試料を中央へ持っていきたい!⇒右上に動かしたい!⇒でも上下左右逆!⇒右上の上下左右逆は、左下!⇒左下に動かす!!!
結局、視界にある試料の位置の方向と全く同じ方向にプレパラートを動かせばよいことになります。
問4
高倍率にすると、目に入ってくる光の量が少なくなります。⇒視野が暗くなる。
視野が暗いから顕微鏡に入る光の量を多くするように調節します。⇒しぼりを開く。
Ⅱ こちらも知識問題です。ゾウリムシのサイズも併せて覚えておこう。
問1
ゾウリムシの大きさは約200μmです。
問2
Ⅰの問4の類題です。視野が暗くなるので明るくしなければなりません。光を集める方法はしぼりを開く他に、反射鏡を変えるという方法もあります。この問題の場合、③の凹面鏡に変えるが正解。凹面鏡はイメージとしてはパラボラアンテナ。光を中心に集めます。
参考に:
浮かびあがる像 | 自由研究におすすめ!家庭でできる科学実験シリーズ「NGKサイエンスサイト」 | 日本ガイシ株式会社
問3
こちらは是非テキストを見てみてください!答えが書いています。
大腸菌(2~3μm)や赤血球(7μm)は分解能0.2μmの光学顕微鏡で観察できますが、インフルエンザウイルス(0.1μm=100nm)は電子顕微鏡(分解能:0.2 nm)で観察できます。
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