【センター対策生物基礎】演習問題3 解答解説

【演習問題3】

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Ⅰ 光学顕微鏡は試料を観察するだけではなく、その大きさまでも測定することができます。発明者のアイデアが詰まっていますね!実際ややこしいと思ってしまう計算問題ですが、「だってこうでしょ?」と考えていけば、暗記にならないこともあります。

 

問1

ア:レンズの「筒内」と書いているので接眼ミクロメーターです。

イ:「ステージにおく」のは対物ミクロメーターです。

 

問2

対物ミクロメーターの1目盛りの間隔は暗記しておくとよいでしょう。10μmです!

 

問3

まず、接眼ミクロメーターと対物ミクロメーターの目盛りが一致しているところを探します。すると、接眼ミクロメーター4目盛り分と対物ミクロメーター10目盛り分が一致していますね。つまり、この距離は等しいので、接眼4目盛り=対物10目盛りとなります。ここで、対物は1目盛り10μmなので、

接眼4目盛り=10μm×10(目盛り)

∴接眼1目盛り=25μm

となります。

 

問4

図2で生物の長径は接眼ミクロメーター8目盛り分です。問3の答えを利用すると、25μm×8=200μmとなります。

 

問5

200μmと言えば、ゾウリムシ!

 

問6

対物レンズを高倍率にしたとき、観察している視界は変化します。どのような変化かというと、「接眼ミクロメーターは変わらず」、「観察している生物が大きく見える」という変化です。拡大しているだけなので、生物の大きさそのものは変わりませんが、視界に見えている生物はかなり大きく見えるはずです。

するとどうでしょう。本来8目盛り分に相当した接眼ミクロメーターの目盛りが例えば16目盛りのように多くなってしまいます。この時、接眼ミクロメーターの1目盛り長さは短くなります。よって答えは②です。

 

 

問6が難関です。テキストのイラストをみて観察している状況、対物レンズを変えてみた状況などを想像してみてください!

 

もう一度光学顕微鏡の使い方を確認しよう。

※視界を明るくする方法も併せて述べられています。

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